インターシステムズジャパンは、国、自治体、各種医療・介護施設、医療関連サービス企業などをつなぎ、個人の医療・健康情報を共有・統合・分析を可能にするEHRデータプラットフォーム製品「InterSystems HealthShare(R)」の日本市場における本格展開を2024年8月1日より開始する。
EHR(Electronic Health Record:電子健康記録)は、一生涯に渡る個人の医療や健康に関する情報を電子的に記録し、横断的にその情報を共有・活用する仕組みで、デジタル化によるより良質な医療やケアを目指す医療DXにおける重要な役割を担う。
医療・介護・健康分野における情報共有・活用、そしてEHR構築の大きな課題は、各施設やサービス、関連機関ごとに形式や通信方式が異なり、分散あるいはサイロ化(孤立)していることである。そのため、相互運用のためにはデータの加工や医療標準への対応、また分析できる再利用可能な大規模データベースやリポジトリの構築に大きな手間とコストがかかる。
InterSystems HealthShareは、米国退役軍人省、米国最大級の医療サービスネットワークHealthix、英国 North West London ICSをはじめとする先進的な国や地域、医療サービス機関などグローバルで多くの実績のある、EHRを実現するためのデータプラットフォームである。同製品は、医療・健康分野におけるデータの相互運用性を担保し、データ加工や厚労省が推進するHL7(R) FHIR(R)など医療標準への対応とデータ利用の課題を解消する。散在する患者情報を統合的に閲覧するビューワーを提供し、特定条件の患者や、通常と異なるデータを検出した場合には、担当医や関係者、患者本人にアラート通知を行い、迅速な介入を可能にする。さらに蓄積されたデータを高度に分析することで、公衆衛生、疾病予防、研究を支援し、医療の質の向上と国民の健康増進に寄与する。
問い合わせ=インターシステムズジャパン 広報担当
TEL :03-5321-6432